ダービー直前!最重要レース・皐月賞徹底解剖!

こんばんは。
いよいよダービーウィークです。
ダービーで馬券を当てるための最短距離!
それは、、、
皐月賞の分析でしょう。
過去10年振り返っても勝ち馬10頭中9頭が前走皐月賞。
※1頭はキズナ(前走京都新聞杯)
間違いなく直結するレースです。
レース映像を何度も見返して、
レースのポイントなど
僕の感じたことを特に上位3頭について中心にお伝えしていきます。
世間ではサートゥルナーリア1強ムードと騒がれておりますが、
果たしてそうなのでしょうか?
では、早速!
目次
皐月賞、徹底解剖!
レース映像
スタートについて
大きな出遅れがない各馬まずまずのスタート。
⑨メイショウテンゲン、⑯タガノディアマンテ、⑰アドマイヤジャスタが若干遅れる。
先行馬が多い組み合わせだけあって、先団激化。
④ダノンキングリー、⑦ヴェロックス、⑫サートゥルナーリアもスッと先団にとりつく。
ハナは予想通り内から⑤ランスオブプラーナ。
ポイントは1コーナー手前で外から⑭ダディーズマインドに一瞬競られた事で、⑤ランスオブプラーナが押してハナを主張し一気にペースアップ。
このレースのラップタイムで最も早かった区間がスタート後200m~400m区間(10.5秒)。
まさにここが厳しいペースを決定づけたポイントでした。
1コーナーの入りについて
ダノンキングリーは好位のイン。ロスなく絶好位。
注目は先行馬が多い影響でサートゥルナーリアの1コーナーの入りはかなり外を回らされた点。これは僕にはかなりのロスに見えました。
ヴェロックスはサートゥルの1頭分内。
見落とす方が多いのですが、レース映像を回顧するときに注目したいのが1コーナーのコース取り。これ4コーナーのコース取りと同じくらいかなり大事です。1コーナーでロスなく回ることが終いの脚に生きてきます。なので内心、「サートゥル怪しいぞ」とサートゥルの馬券を1円も買っていない僕はしめしめと思っていました。
2コーナー~向こう正面、道中のペースについて
向こう正面では隊列に大きな動きはなく、1000m通過59.1秒。
想定よりも大分早いペースです。
そして実際のラスト600m地点通過が83.4秒。
僕の想定が86.5秒でしたので、想定より3秒ほど早いペースでした。
ちなみにこのコースのラスト600m地点は3角手前にあります。
そこを過ぎた辺りから各馬がペースアップ!
④ダノンキングリー、⑦ヴェロックス、⑫サートゥルナーリアもいい手応えで追走しています。
ここでも⑫サートゥルナーリアは外を回っています。
そして4コーナー手前、勝負所に向かいます。
4コーナー
直線入口で⑦ヴェロックスが外目から絶好の手応えで先頭に並びかけます。
それを目標に⑫サートゥルナーリアが抜群の手応えでさらに外から追いかけます。
ここで気になったのが④ダノンキングリーです。
勝負所で2頭はとてもスムーズにジョッキーの動きたいタイミングで動けているのに対し、
直線手前から入口にかけて若干追い出しを待たされているように見えます。進路もまっすぐ取れていません。直線入口ではすでに⑦ヴェロックスには先に行かれています。
その⑦ヴェロックスを、内から抜け出してきたダノンキングリー、
外からサートゥルナーリアが内にササり気味に脚を伸ばし、結果3頭タイム差なしで決着。
上位3頭の評価
まずは勝った⑫サートゥルナーリア。
1コーナー、道中、3コーナーから4コーナーにかけても終始外々を回らされてのあの勝利は素晴らしいの一言。もしかしたら2000mのレースで2100m走っているかもしれません。これ大げさじゃなくコースロスってそれだけ重要なんです。
ぶっつけで挑んだ皐月賞の状態がピークではなく、陣営が最大目標を置くダービーにピークを設定していたら、、、底知れません。
当然、ダービー最有力候補に間違いありません。
次に2着⑦ヴェロックス。
直線入口では先頭に立つも最後は2着。
コース取りを考えるとサートゥルナーリアより上位に取る理由はありません。
ただ、いい所もありました。
それは直線抜け出してサートゥルナーリアに並ばれそうになった瞬間、もう一伸びしています。
そして内からダノンキングリーに一旦前に出られてますが、3頭併せの真ん中で2着に差し返してます。
この併せたら負けない!っていう勝負根性は特筆モノです。
展開一つでゴール前接戦になった場合、こういう馬は強いです。
最後に④ダノンキングリー。
この馬はやはり勝負所の仕掛けが一瞬遅れた所をどう判断するかでしょう。
さらに考えたいのは馬場状態。
この日のインコースは決していい状態だったとは言えません。
ただ、、、道中ずっと好位のインでコースロスなくじっくり脚を溜めることが出来た事はかなりのアドバンテージだったはず。
僕の判断は「勝負所のロス」は「コース取りの優位性」で相殺。
もちろん有力候補の1頭には間違いありませんが、こちらもサートゥルナーリアより上に取る理由はありません。
まとめ
世間ではサートゥルナーリア1強ムードですが、本当にそうでしょうか?
きっと単勝も1倍台でしょう。
先述した通り皐月賞のパフォーマンスは文句のつけようがありません。
ただタイム差なしですよ?
皐月賞→ダービーへ舞台がかわるという事は、
競馬場が変わる
距離が変わる
出走馬が変わる
ペースが変わる
展開が変わる など
レースの結果に影響を与える沢山の要素が変化します。
ちなみにダービー過去5年間のラスト600m地点までの3F換算タイムは以下の通り。
2018年 36.33秒
2017年 37.7秒
2016年 36.6秒
2015年 36.2秒
2014年 36.73秒
2019年皐月賞 35.74秒
求められる適性が皐月賞とはガラッと変わるハズです。
サートゥルナーリアの皐月賞のパフォーマンスは素晴らしいのは間違いありません。
ただ何が起こるかわからないのが競馬。
内で包まれて馬群に沈んだり、差し届かず2,3着で終わったり。
個人的には疑ってみるのもアリだと思います。
以上です。
ではでは。