「タイムと確率で勝つ競馬」の独自計算式公開!

こんばんは。
前回は予想ファクターについて僕の価値観を書きました。
今回は「タイムと確率で勝つ競馬」の計算方法について書きたいと思います。
目次
「タイムと確率で勝つ競馬」の予想とは?
「タイムと確率で勝つ競馬」の予想は「出走各馬の過去レースのラップタイムを分析」し、「今回の展開を予想(限定)」し「全馬の走破タイムを割り出す」予想です。
一般的なスピード指数は、出走各馬の過去レースを数値化(能力値化)し、前走~5走前のアベレージを比較したり、MAXの数値を比較して馬券を購入する予想方法です。
これらはつまり能力比較に重点を置いた予想方法であるため、残念ながら展開というとても重要なファクターが加味されていません。
競馬予想において能力比較はもちろん大事です。
ただ、勝敗を分けるのは能力だけではありません。
少し古くなりますが、ブエナビスタが3着に負けた2009年のエリザベス女王杯がいい例です。
ブエナビスタの能力が断然抜けていたのは、その後の実績からしても明らかです。
しかし勝ったのは11番人気クィーンスプマンテ。
単勝オッズはなんと!77.1倍です!ブエナビスタとの着差は0.3秒差。ブエナビスタの完敗です。(内容的には負けて強しの内容ですが)
それでは、ブエナビスタが負けた原因は何だったのでしょうか?
ブエナビスタよりクィーンスプマンテが強かったから?
違います!
理由はただ一つ。クイーンスプマンテに展開が味方したからです。
このレースのクィーンスプマンテの上り3Fタイムは36.8秒です。そしてブエナビスタの上り3Fは32.9秒。ラスト600mで約4秒近く差を詰めたのに、0.3秒届きませんでした。
逆算すると、ラスト600m地点を逃げたクィーンスプマンテが通過した4.2秒後にブエナビスタが通過したことになります。
クィーンスプマンテはこの4.2秒のアドバンテージをゴールまで守り切ったということです。
かなり極端な例を出しましたが、このように絶対的に強いと思われる馬が負けるケースは挙げればキリがありません。
競馬で最後に勝敗を分けるのは「展開」なのです。
この事に気付いてから「展開というファクターを加味した計算式を開発できないだろうか」と13年間試行錯誤を繰り返し辿り着いたのがこの計算式です!
それがこちら!
「タイムと確率で勝つ競馬」 計算式
「タイムと確率で勝つ競馬」の計算式はこちらです。
「①予想ラスト3F地点までのペース」+「②予想ラスト3Fタイム」=「③予想走破タイム」
出走全馬この計算式で指数を算出し、走破タイムを比較して馬券を買います。
①予想ラスト3F地点までのペース
この部分が私が言う「展開」の部分です。
逃げ馬のペースを予想して、「出走各馬がラスト3F地点を逃げ馬の何秒後に通過していくのか」を過去レースの通過順やラップタイム傾向から計算します。
出遅れなどのアクシデントがない限り、逃げ・先行馬は前々で、差し・追込馬は中団から後方でレースを進めます。
分かりやすい例を挙げると、昨年引退したキタサンブラックです。
キタサンブラックはほぼすべてのレースでラスト3F地点を、前々の位置取りで通過していました。
差し馬たちがキタサンブラックより先にラスト3F地点を迎えることは考えずらいと思います。
②予想ラスト3Fタイム
各馬①で求めたタイムでラスト3F地点まで進んだ場合、そこから繰り出せるであろうラスト3Fタイムを計算します。
競馬場、コース、4角のコース取り、斤量などのファクターからラスト3Fタイムを計算します。
同じラスト3Fでも、競馬場やコースによってタイムの価値は全然違います。
自分が走っているところを想像してみてください。
カーブを走るより、直線を走る方が速く走れますよね?
坂道より平坦な道の方が速く走れますよね?
競馬場によって「カーブと直線の割合」「カーブのRの違い」「坂の有無」「芝の品種の違い」などそれぞれ特徴があります。さらに天気によっても全然タイムの価値が違います。
それらを補正することで、初めて意味のあるタイムとして扱うことが出来ます。
極端な話、ダートのタイムと芝のタイムでさえタイムの価値を比較出来ちゃいます!
③予想走破タイム
①+②=これが答えの部分です。
全て独自且つシステマチックな方法を開発しましたので、その方法を使えば誰が計算しても同じ結果になるようになっています。
これが「タイムと確率で勝つ競馬」の予想です。
数字を入力するだけで当ブログの計算式を活用出来るエクセルのワークシートを作りました。
是非ダウンロードして、あなたの馬券ライフにお役立ていただければと思います。
今後少しずつ補足説明を加えていきたいと思います。
ではでは。
Comment
はじめまして^_^
ラップ展開理論の記事にとても感銘を受けました。
もしよろしければ、過去のレースで引用しての予想ワークシートの詳しい使い方、活用法をご教授頂けたら嬉しいです。
お忙しいと思いますが宜しくお願いします。
どうも。はじめまして。
僕のラップ理論に興味を持ってもらってとても嬉しいです。
ワークシートの使い方等をまとめてから改めてご連絡しますね。
富樫
スウィングさん
おはようございます。
連絡が遅れてすみません。
明日の有馬記念についてスウィングさんの展開予想を教えていただけますか?
それに合わせてシートの入力をさせてもらいます!
必要な情報としては、
①ラスト3F地点での全馬の位置取り
競馬新聞でよく見る展開図のようなものを手書きしていただき、その写真データを添付いただくだけでOKです。
②おおまかなペース
例えば、「今年の天皇賞秋と同じくらい」や「昨年の有馬記念よりやや遅いくらい」とか漠然としたものでも全然OKです。
以上の情報をいただいたら入力後のシートをお送りします。
もちろんレースに間に合うように(笑)
それを見てもらって質問があれば連絡ください。
都度回答させていただきます。
それでは展開予想のご連絡お待ちしております。
富樫
これから、予想に役立てたいと思います。
ところで、ワークシートの展開予想の欄は何をもとに入力すればよいのか、いまひとつピンときません。
詳しく教えていただけますでしょうか?
でんさん
こんばんは。
お問い合わせありがとうございます。
説明させていただきます。
展開予想の欄に入力する数値について、
左は基準になる「L3f地点位置」数値を入力します。
右は基準になる「前半ラップ3F換算」数値を入力します。
僕のオススメの方法を紹介します。
①出走馬中、「L3f地点位置」が最も小さい馬(つまり今回の逃げ馬)を探してください
②その馬の「L3f地点位置」の数値を展開予想欄の左に入力
③その馬の「前半ラップ3f換算」の数値を展開予想欄の右に入力
まずはこの方法を試してみてください。
このシートは「展開予想欄左の数値」を基準に、
出走全馬の「L3f地点位置」を比較してその差をもとに、
出走全馬の「前半ラップ3f換算」が算出されるように数式を入れています。
つまりオススメの方法は逃げ馬のペースを基準にするものです。
出走全馬の前半ラップ3fを算出して、算出された前半ラップを基に上り3fタイムを過去5走の中から割り出し、
走破時計を求める。
というものです。
分かってもらえたでしょうか?
折角僕の理論にご興味持っていただいたので、理解してもらいたいです。
なので分からない点はどんどん遠慮なくお問合せください。
富樫
非常に興味深いので、根気強く打ち込んでみます!
どんな結果が、出るか楽しみです!
ひろし さん
コメントありがとうございます。
少し大変ですがやってみてください!
馬券のお役に立てたら嬉しいです。
富樫
初めまして。計算式ダウンロードさせて頂きました。ありがとうございます。非常に興味の湧くツールと思えます。継続して活用を行わせて頂きたいと思います。質問なのですが、ターゲット貼り付けページがありますが、ターゲットからコピペ出来るのでしょうか?またコピペ可であればやはりターゲットを活用したほうが入力は早いですよね・・・ 宜しくお願い致します。
はじめまして。ご興味もっていただきありがとうございます。私自身はターゲットのデータをコピペしております。レース情報の★タブの項目設定で必要な情報だけカスタマイズしてコピペ可能です。かなり時短になります。その方法を記事にしてアップしたら需要ありそうですね。
返信ありがとうございます。ターゲットまだ導入してませんのでこれを機に検討してみます。ホームページ等の管理、維持大変と思われます、頑張って下さい。
ありがとうございます。励みになります!